失敗しない注文住宅の土地探し方法とは?土地探しのコツや専門家に聞くべき注意点も解説

土地は、夢の注文住宅計画において重要な要素です。せっかく土地を購入するなら、後から後悔しないように十分納得したうえで決断したいと思っている人も多いでしょう。土地探しでは、探し方や注意点などが事前にわかっていると、効率的に進めることができます。
この記事では、土地の探し方や専門家に聞いておくべきポイントなどをご紹介します。

土地探しをする前に準備すべきこと

①希望条件を整理しよう
まずはじめに、土地を探す前には、希望条件をしっかりと整理しておきましょう。
土地探しをしていると、業者から次から次へと土地を紹介されることがあります。
その際に、自分自身で希望条件を整理しておかないと紹介された土地の良し悪しを判断できず、自分にとって価値のある土地も逃してしまう可能性があります。
希望条件としてチェックするポイントとして、下記のような例があります。
- 日当たりが良好
- 小・中学校の通学区域にこだわりたい
- 近隣エリアの治安がよい
- 駅までの道や通学路の見通しがよく比較的安全である
- 所有している車が大きい場合は、狭い道は避ける
など
- 最寄駅まで遠い場合は、バス停が近くにある
- 坂道は気にならない
- 最寄駅は急行のみだけでなく、各停でもよい
- 通勤時間はドア・ツー・ドアで1時間半程度までならよい
など
このように、譲れない条件や妥協できるポイントを分けておくことをおすすめします。
②資金計画を定めよう
次に、土地探しをする前に資金計画を策定しておくことが大切です。
漠然と予算を決めているだけだと、なかなか予算に合う土地が見つからないことがあります。
また、諸費用を含めて考えないと、最終段階になって予算がオーバーしてしまうこともあるでしょう。
そこでおすすめなのが、ファイナンシャルプランナーに相談したり、家探しの相談窓口などで行っている資金計画相談会などに参加したりすることです。
ハウスメーカーなどでは個別にファイナンシャルプランナーに相談を受けてもらえるところもあります。住宅の予算だけでなく、老後までを考えた収支バランスを見ることができるため、家計を見直すきっかけにもなるでしょう。
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土地を探す方法・コツ・依頼先

土地を探す準備ができたら、さっそく実際に土地を探し始めましょう。
では、理想の条件に合った土地を手に入れるには、どのように探せばよいのでしょうか?
ここでは、土地を探す方法やコツについて解説します。
インターネットで探す
自宅でも手軽に始められる土地探しの手段として、インターネットで探す方法があります。
不動産情報サイトで検索すると、探している地区の土地情報を即時に手に入れることができるので便利です。価格や立地条件などによって絞り込み検索ができる場合もあり、機能を活用すると希望している条件に近い土地が見つけやすくなります。
ただし、周囲の雰囲気や実際の土地の状態などは現地を実際に見てみないとわからないことが多いでしょう。また、ネット上に公開され長い期間にわたって売れ残っている土地は、何らかの問題があったり人気がない物件だったりすることもあるので注意が必要です。
インターネットの活用は、あくまでも相場を研究したり、どのような土地が売り出されているのかを調査したりすることにとどめておくのがよいでしょう。参考となるデータを参照しておくことで、実際に気に入った土地が出てきた際に比較しやすいので便利です。
不動産屋さんに相談する
土地の仲介業のプロである不動産屋さんに相談する方法もあります。
不動産屋さんであれば、インターネットに出ている土地の情報をより詳しく教えてくれたり、まだインターネット上にはあがっていない土地を紹介してくれたりする可能性があります。
また、土地の購入にあたって重要な事項の説明などもしてくれるでしょう。自分では見落としていた条件などについてもアドバイスを受けられるかもしれません。
不動産屋さんには、大きく分けて全国的に多店舗を展開している大手業者と地域密着型の中小企業の2種類があります。
- 多店舗を構える大手の不動産屋さんだと、物件数を膨大に所有しており、来店してから成約に至るまでの期間が短くて済みます。
- ただし、流れが速いため、気に入った物件への申し込みや契約を急いで行わなければならないことがあるでしょう。
- 地域密着型の不動産屋さんは小規模で経営していることが多く、自社物件をメインとして扱っています。そのため、物件についてより詳しい情報を所有していることが多いでしょう。地域と長年関わりがあるため、立地や土地の状態などについて相談しやすいという利点があります。
- ただし、少しエリアが外れると物件数が少なくなる可能性があります。
ハウスメーカー・工務店に相談する
ハウスメーカーや工務店にも土地探しを依頼することも可能です。
流れとしては、土地を購入してからハウスメーカーに依頼するというのが一般的ですが、実際は土地探しを依頼することも可能です。建築条件付きの物件もありますが、今後更地にする予定のある土地など、まだ世間に売りに出されていない未公開の物件などにも出会える可能性があるでしょう。
自力で探すよりも選択肢が広がることで、理想の土地を購入できるチャンスも増えます。また、ハウスメーカーや工務店は建物の専門家です。建物を建てる側の目線で土地を探してくれるので、より完成イメージに適した土地が見つかったり、自分では気が付かなかった点についてアドバイスを受けたりするかもしれません。土地購入の時点で建物の完成イメージや間取り、予算なども知ることができる点がメリットです。
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土地探しをするときの注意点

土地探しをする際には価格や立地などに注目してしまいがちですが、ほかにも注意しておきたいポイントもあります。
ここからは、後から後悔しないためにも、土地探しをするうえで注意すべきポイントをご紹介します。
注意点①土地の条件を確認する
建築基準法とは、建物を建てる際に守らなければならない法律です。
人々の命や健康、財産を守って快適で安全な暮らしを実現するために、建築基準法によってさまざまなルールが定められています。建築基準法の対象となるのは建築物や敷地、設備、構造や用途です。土地探しをする際には、建築基準法をチェックすることが大切です。
建築基準法について詳しくはこちらの国土交通省の公式サイトを参照ください。
用途地域
市街化区域内では、それぞれの土地の用途があらかじめ定められており、これを用途地域といいます。売りに出されている土地が全て住宅建設のために利用できるわけではないので注意しましょう。
用途地域は大きく分類すると住居系、商業系、工業系の3種類に分けられます。建物の種類や用途はこの用途地域で定められたものに限定されるので、気に入った土地に住居建築が可能かを必ず確認しておきましょう。
建ぺい率と容積率
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合を示します。建物を建築する際は、都市計画法によって建ぺい率が詳細に規定されています。敷地に対してどの程度の大きさまで家が建てられるか、ルールを確認しておきましょう。
同じように、敷地面積に対する延床面積の割合を示す容積率も決められています。土地の大きさは理想的だと思ったのに、建ぺい率・容積率の制限によって想定していた間取りが実現できなくなる場合もあります。土地を購入する前に確認すべきポイントです。
高さ制限
最終的に建築できる建物の大きさは、建ぺい率と容積率で大まかに把握することができます。しかし、用途地域によって、土地には絶対高さ制限がつけられている場合があるので注意が必要です。また、建設する建物が周辺地域への日照を妨げることがないように北側斜線制限が定められている場合もあります。
さらに、前面の道路の幅員によっても道路斜線制限という規制が定められています。建物を建てても道路の採光や風の通りがきちんと確保されるように決められているルールです。これらは設計に大きく影響するので、見逃せないポイントです。
高低差があるか
高低差がある土地には注意が必要です。高低差があると、土地の購入価格が安くなっている場合があります。しかし、道路より低い土地に住宅を建てると、通行人から家の中が見えやすくなったり、豪雨の際に浸水しやすくなったりするリスクがあるでしょう。
こういったデメリットを回避するために、通常よりも設計には工夫が必要です。
その結果、設計費用や造成工事、外構工事に通常よりもコストが加算されてしまう場合があるので注意しましょう。
埋蔵文化財保蔵地、風致地区など
古代から人が住んでいた地域では、遺跡や遺物などの文化財が発掘されることもあります。気に入った土地がこうした埋蔵文化財保蔵地内にある場合、教育委員会へ届け出をする必要があります。
建築する前に試掘調査が行われるので、場合によっては長引いてしまい住宅建築の目途が立たなくなってしまうことがあるでしょう。また、風致地区では、建築物によってそのエリアの景色の調和が乱れないように建築規制が設定されていることがあります。
また、以下の記事にて、土地購入で気を付けたい6つの注意点や失敗しない土地探しの方法について詳しく解説してますので、あわせて読んでみてください。
注意点②余計な費用がかからないか
中には、すぐに住宅を建てられる土地ではない場合もあります。
たとえば、古家付き土地の場合は、建物解体に費用がかかりますし、地盤の緩い地域では、地盤改良工事が必要になることもあるでしょう。また、インフラ設備が十分に整備されていない土地だと、その分の工事が必要となるケースもあります。特にインフラ設備は大掛かりな工事になることも多いです。
こういった土地は費用がさらにかさむため、最終的な予算はどのくらいになるのかをあらかじめ聞き、試算することが大切です。
たとえば、工法によっても異なりますが、建物解体には150~200万円の費用がかかります。地盤が弱い場合は、工事に200万円がかかってしまうことも。インフラ関係も、整備されていない場合は100万円以上を見積もっておく必要があり、予算に大きく影響してきます。
土地探しと建物は並行して探すのがおすすめ

ここで紹介したように、土地を探すには気をつけるポイントが多々あります。
現地に足を運ぶ際には、接道状況や駅までの道のりなどを確認するとともに、実際に建築した場合にはどのような間取りが可能かなどを確認する必要があります。日当たりの良し悪しや天井の高さなども、快適な暮らしを実現するうえで重要なチェック項目です。
土地にはさまざまな制限がかけられていることもあり、土地探しだけを単独で行うと、実際の住まいを想定することがなかなか難しいのも現実です。そこで、土地と建物は同時に探すのがおすすめです。
ただ、複数の業者に別々に相談するのが億劫という人も多いでしょう。
そのような方におすすめなのが、土地探しから注文住宅建築の検討が一括で相談できる「家づくりOffer」です。
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家づくりOfferのサポートがあれば、夢の注文住宅計画を効率的に進めることができます。理想の注文住宅の実現に最適な土地を見つけたい方は、ぜひお気軽にご利用ください。
土地探しは家づくりOfferで
住宅の建築は、一生に一度といえる大きな買い物です。理想の注文住宅を手に入れるためには、土地と住宅会社をそれぞれ探さなければなりません。
「さまざまな物件を比較したいものの、どこで探せばいいのかわからない」「効率よく理想の土地を探したい」といった悩みや要望をもっている人も多いのではないでしょうか。
「家づくりOffer」を利用すれば、”無料”で全国の気になる土地を探せるうえに、その土地に建てられる住宅プランや総予算なども相談できますので、家が建つまでの具体的なイメージをつかみたい方は、ぜひお気軽にご利用ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、土地の探し方や専門家に聞いておくべきポイントについてご紹介しました。
住宅づくりは、一生に一度といえる大きな買い物です。理想の注文住宅を手に入れるために、失敗しない土地探しの仕方をしっかりチェックして、最適な土地を探しましょう。
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